今一番怒っているのは、コトバたちではないでしょうか。

戦争を「有事」と置き換え、それでも足りず、なんと「平和」に置き換え、

「武器の輸出」を、「防衛装備の移動」にしてしまい、アジア・太平洋戦争時、侵略の用語として頻繁に用いられた「八紘一宇」まで、動員して、ひとびとをだまそうとしていますが、コトバへの侮辱も極まったとおもえます。

星条旗に従って、日本に一切被害など与えていない地域のひとたちまで殺し、あげく報復をあびるであろう憲法違反の「平和安全法制」に反対します。

石川逸子(詩人)

   

戦争する国への流れに対して、たくさんのかたがたがつぎつぎに抗いの声をあげておられ、この間の時一刻一刻が大切な日々と思っております。いまのながれは憲法違反のクーデターです。それを許さない平和の波が日本列島に生存する人びとのこころによって起き、守られる憲法9条をみております。

強行採決した後の、それを許さない社会の復元、という希望を、地球とともに、地上にいのちをえたすべてのいのちとともに、実現したいと思います。

たかはしかずこ(詩人・編集者)




柴田三吉(詩人)
戦争法案に反対します。
7月16日、衆議院で強行採決された日、国会前の抗議行動に参加しました。
全国から、多くの人が参加していました。抗議し続けることが大切です。
60日ルールはありますが、自然成立ではありませんので、...
これを通すためには、もう一度強行採決が必要となります。
安倍内閣の支持率を大幅に下げていくことで、廃案は可能です。
最後まで闘いましょう。


  

花の狼煙、あげよ                     

コンクリートの下の死者を聴き

草の露を思え

幻の花に悲願を

花の狼煙あげよ

人びとの心の中に

傷みの果てに咲き出づるは花

そは幻か 詩か

見えぬ死者の咲かせる花の上に

置ける露の儚き夢

 花の狼煙あげよ

死者と連帯せよ

 ―詩人たちと死者たちが連ねてきたことばと尊厳のオマージュとして。中村純(詩人・編集)

 

 

途切れなくことばが。

閉ざされた目が。

断ち切られた絆が。

引き継がれるバトンが。

命の繋がりが。

ことばの迸りから、見えてくるものが。

踏みしめられた叢に路が形づくられていくように。

噛みしめられたことばが海に。

解き放たれたこころに。

こころに突き立てられたことばが、 

私たちの繋がりに欠かせないものに。 

石川さんのメッセージを読んで、アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』から引用します。

 言葉の選択は大きな意味をもつ。自国の陣営について語るときは、領土の「解放」、「民族の移動」、「墓地」、「情報」という言葉を用いるが、相手の陣営については、同じ事象が「占拠」、「民族浄化」または「大量虐殺」、「死体置き場」、「プロパガンダ」という言葉に置き換えられる。(前掲書109ページより)

 いまだに「登校」「登庁」という単語を口にすることがあります。裁判所では「判決が下る」とも、言ってしまいます。ことばでがんじがらめにされているわたしたち。だからこそ、「尊厳を閉ざされない」ように、ことばと真摯に向き合いたいです。

花村健一(編集者)

 

詩を書くことは、ひとりひとりの命の深部から言葉を発することである。それは、いかなる権力にも強制されない営みだ。人間は日常生活の多忙さにもかかわらず、必ずその人の人生の切実さの根源にかえっていく。文学に限らず、そうした繊細でもろく、尊いひとりひとりの光を大切にする社会こそ求められているのではなかろうか。

ぼくはそのような哲学の根本的なところから、平和憲法9条の精神に共鳴し、軍事的な方向に強い嫌悪感と危機感を覚える。さまざまな人生を国家の道具にされてはなるまい。さまざまな考えの人たちが、平和的に話し合って尊重し合ってすすめるように、この国とこの世界の根本的な転換を願う。

佐相憲一(詩人)

 

いかなるかたちであれ、戦争には絶対反対です。わたしは一九四五年四月、住んでいる地域にB29爆撃機による爆弾を投下され、四〇数人の人が殺されました。それをみたことが、わたしの詩作の原点になりました。

いまの政権は、憲法より自分達を上においています。許すことができません。

海外での戦争に参戦するなどもってのほかです。

それはわが国の兵器産業をうるおす下僕に政治家がなることでもあります。 平和は勝ち取らなければならない。そのために全力をつくします。

秋村宏(詩人) 

 

六年生で12月8日を迎えた者として だまってはいられない

東京空襲で焼け出され疎開地でも動員され

一五才の動員学徒として炎天下の航空機工場

集団チフスの友を抱えて8月15日を迎えた

愚かさを知っているから だまってはいられない

60年安保 70年安保の隊列の中で 貧しくとも

働きながら子を育て 子どもを守る旗をかかげ

歩きつづけ詩いつづけた70年の生命の歴史を

けがしたくないから詩を書きつづける。

いのちあるかぎり「戦争するな!」と。

小森香子(詩人)

 


私は大学教員として、教育にたずさわっています。教育のもっとも重要な目的のひとつは、

 「自分の頭で考える力と、それを他者に対してきちんとした言葉で説得力をもって伝える力を養う」ということだと思います。

 安倍政権の国会論戦を見ていると、それとは真逆のことが起こっています。

 「どんなに筋が通らないことでも、強い者が言い張れば、それが通ってしまうので、いくら理不尽でもそれに従うしかない」

などという政治・社会は、世界的に見ても、民主国家ならあり得ない異常な状態としか言いようがありません。

長谷川宏(大学教員)


 

ひとという生きものの特性が、ことばを持ち、思考できることであるなら、その特性を活かして生存しつづけたいと思う。自らのいのちと暮らしを守ろうとするのであれば、ねばり強い対話と協調とによって、それを実現できるはずである。争わず、殺しあいをせずに、生存しつづけるために、まず、すべての殺しあいの道具を放棄することから始めよう。非戦の理念を放棄することは、ひとが自らの特性を放棄することにつながる。

若松丈太郎(詩人)

 勇気を出して

ボクがアンベ君はこわいと言ったのを聞いて、アンベ君が今度なぐってやると言ってるらしい。帰り道になぐりにきたら、ボクはにげる。だってこわいから。

クジョウ君たちはアンベ君とことばでたたかうと言っている。ボクも応援している。だけどボクはキツイことばを聞くと心がキュッとちぢむ。だから言い合いになっても何も言えない。

アンベ君は近ごろ、やさしく、うつしく、あたたかいことばを平気でキツイ意味につかう。そのことがはっきりわかったから、アンベ君のことばを聞くたびに、心がキュッ、キュッとなって、苦しくてたまらない。だからアンベ君がこわいんだ。

クジョウ君に相談すると、そういう子はたくさんいるよとはげましてくれた。だから勇気を出してアンベ君にFAXを送ろうと思う。

アンベ君、もうやめなよと、大きく書いて。みんなのために、自分のためにと、小さく書いて。 
岡田忠昭 (詩人)


日本の根本がまったく変わってしまう安保法案が、あまりにも拙速に決ろうとしています。若者だけでなく、最近の無人機やロボットの開発で女性や高齢者も容易に戦争に加担する時代が来ました。
日清、日露戦争から始まる先の戦争はアジア侵略戦争であり、朝鮮を帝国主義支配しました。

その反省からアジアとの友好を築こうとしたのが戦後日本の知性であったはずです。

沖縄県民は本土と同じ憲法のもと、人権と生命を保障されるのが当然であり、基地集中が恒常化しているのが当然なのではありません。列島全体が地震と火山が活発化する時期に入ったのに原発を再稼働するのは極めて危険と感じます。福島原発事故で避難された方々の苦難が共有されていません。戦争より、暮らしと安全を真剣に求めてほしいです。詩は微力ですが、言葉がこれだけねじ曲げられている事態は恐ろしく、安保法案に反対し、言葉と歴史を再度よく考えるよう願います。
佐川亜紀 (詩人)

 


戦争をたくらむ人たちの言葉の、なんと軽薄で醜悪なことか。戦争をたくらむ人たちの想像力の、なと貧弱で独りよがりなことか。
戦争で倒れた若者の向こうには、その若者を愛し、愛された多くの人たちの絶望の言葉が渦巻いていることを、彼らは感じることができません。
いまこの国は、そんな一部のくるった権力者たちによって、平和を守り続けるのか世界で殺し殺されることを許すのかの、大きな岐路に追い込まれてしまいました。...
このまま嘘とごまかしの言葉が、私たち市民の切実な言葉を駆逐してしまうのでしょうか。「聖戦」、「アジア解放」、「八紘一宇」……たった70年しか経っていないのに、まやかしの言葉によって熱狂させられ、取り返しのつかない殺戮にすすんで巻き込まれて行ったことを忘れてはいけないと、そしてくるった権力者たちの言葉をいまこそ押し返さなければと自らを戒めています。未来の子どもたちへの責任として。
抗議集会やデモに参加するたび、微力だった声が世代や立場や思想をこえて集まり、おおきなこころに迫る言葉になってきていることを実感しています。けっしてあきらめることなく、私も言葉を発しつづけようと、しずかに、しかし熱く決意しています。

 木島章(詩人)


 

ことばは、やがて訪れる未来に生きる人びとを含む他者に受け止められ、聴き取られてはじめて意味を持ちます。ひとがことばを語りかけるとき、書きつけるとき。つねにひとは、祈りにも似た他者に対する信頼を前提にしているのです。 

 安倍晋三の政府は、人びとが長い時間をかけて確認し、上書きしてきたことばの意味を、積極的にねじ曲げ、破壊してきました。“under control”発言、解釈改憲、そして「平和安全法制」。多くの人びとが耳を疑ってきた発言の数々は、徹底してことばの力と意味を奪い去ることに差し向けられてきたのです。すなわちそれは、ことばによって生きる人びとが作り上げてきたこの社会への信頼を破壊することに他なりません。 

 現在の戦いは、ひとつの法案、ひとつの政権だけが相手ではないと思います。ことばに懸けられてきた人びとの思いと願いを、ことばへの信頼それ自体を、守り抜くための戦い。ことばについて考え、ことばを教える者の一人として、全身で抗いつづけます。
五味渕典嗣(大学教員)

 


安倍内閣発足後、首相の言動には目に余るものがある。おそらくは、どこかに現在の日本政府を操ろうとする何かがあるに違いない。今回の「安全保障法案」もその一つだ。国家の平和、国民の安心と言いつつ、やろうとしていることは、戦争以外の何者でもない。首相は、壊れたテープレコーダのように、同じことを繰り返すのみで、もはや知不全に陥っている。しかし、このような首相を選んだのは、私たち国民なのである、かつてのナチス・ヒットラーを選んだドイツ国民と同じように。とにかく選挙によって、このような人を選んだということを痛烈に今、反省しなければならない。だから、二度と、今の政府を選んではならない。「安全保障法案」強行採決は、そのことを私たちに告げるものだ。

細川英雄 (著述業 言語文化研究所)
 

これまで70年間も戦争せずに平和できている。どうしてか 憲法9条があるからですね。日本にとって国民にとってこれほどの「安全保障」はありま...すか?これほどの「積極的平和主義」はありますか?だから日本は平和の国、戦争しない安全な国というイメージ、信頼のブランドが世界中に定着したんですね。ところが安倍首相はこんな日本がお好きでない。世界中を相手にアメリカと一体の軍事力を示したい。そんな日本を「とりもどす」ことに躍起になっているんですね。自衛隊を海外に出すことしか頭に無い総理大臣、そのあとに日本国民はついていくと思っているのでしょうか?いえいえ”裸の王様”はそのまま退場していただきましょう。登場するのは70年”保証付き”の日本国憲法9条。世界中から歓迎の拍手、拍手!この世界から戦争を無くす平和ステージへの幕開けにしたいものですね。

町田寿二(NPO京都コミュニティー放送理事 番組主幹) 



お友だちのお婆ちゃんは「名誉の戦争未亡人」だった。
小さい顔はいつも寂しかった。
自死した自衛隊員もまた。...
戦場に名誉の言葉はないと知らされた。

他国を侵しおびただしい人を殺した日本が戦後選んだ
「戦争をしない国」
なんと素敵な言葉だろう。世界中にひろがれ!

 

野川ありき(詩人)



  大きな曲がり角。曲がらせないで前に進ませよう。横浜の中学生は安倍さんの友人が作った教科書を使わされている。太平洋戦争を美化している。9条は不要。現場の教師は踏ん張る。先日中学3年の生徒と国会へ行った。<戦争反対のコールで凄く鳥肌がたった。子や孫を守るため沢山の人で驚いた、私たちの未来の問題だ。しっかり学んで兄や友人に教えたい>と感想を寄せてくれました。若者に励まされ、私もあの暗黒時代に戻さないために一歩前にでよう。梅津弘子(詩人)




 安保関連法案に反対します。
平和の理念とは程遠い法案を可決する事は、
七十年もの間この国の平和を維持し続けてきた
憲法九条の誇り高い精神をふみにじる行為です。...
 今、この平和を一番脅かしているのは、
安保関連法案を強引に通そうとしている人達だと、
多くの人が気づき始めています。
民の思いをないがしろにする国家論は
どんな言葉で飾ろうとも、権力に溺れているだけ。
わたしは憲法九条の精神を守り続けたい。
青木春菜(詩人)



きっと、ほかに道はあるはず。それを粘り強く探すことこそが平和に通ずると信じている。人を守ることのできる戦争など、どれひとつとしてないのだから。

玄原冬子(詩人)






今年92歳と89歳になる両親が、自分の若い頃のことを繰り返し話してくれます。
大正デモクラシーの自由な雰囲気の中で忍び寄ってきた戦争の暗い影は、いきなり顕わになったと・・・

無関心でいた日々の裏側で着実に戦争に傾いて行っていたのに、庶民は知らず知らずに情報操作され、子ども心に「兵隊さん」を賛美するようになっていたとも。

私たちの子どもたち、孫たちに同じ思いをさせてはならない。なぜ、あの時お母さんは「NO!」と言わなかったの?と、そんな風にならないためにも、きちんと声に出して伝えたい・・・

子どもと文化を大事にしてほしい。それは未来を育てることなのですから・・・


神保和子(司書)





「銃弾ではなく本にお金を投じるよう指導者たちに要求する」と、18歳の誕生日を迎えたマララさん。
「基地ではなく生きるための施設に、ダムではなく水辺に、たったひとつの巨大競技場でなくあらゆる地域の子どもたちの運動場に、お金を投じるよう要求する」私。
これ以上、負の遺産を増やしたくないのです。

山家直子(編集者)









この間 体の芯が腐ってゆくようだ。そこに蠢いているのは安倍某や菅某に象徴される者どものコトバ、というより発語の、汚さ。
それに対峙せんと『アベ ウセロ!』のトラメガからの発語にも、チクッと反応する胸底。
ダレガ、ドウイウオモイデ、ハツゴスルノカ。決して、字面の問題ではないように思う。自らの立脚地を獲得する言葉を、今こそ全身で得ねばと思う。

斎藤洋(染色家)

 

 


  


 

福山一之(編集者)
賛同します。黙っていたら、ただただ大音量のスピーカーから一方的に朝日新聞社の解体を主張するデマゴーグ右翼たちをますます助長させ、ひいては彼らやヘイトスピーチの破廉恥な暴力を繰り広げる救われなき卑怯者たちの跋扈にもつながります。


 

 

 

 

 

脇ゆうりか

わたしの 「安保関連法案」と言えますか?
わが子のための 「安保関連法案」と言えますか?
わたしたちの国の 「安保関連法案」と言えますか?

誰のための、
何のための、
「安保関連法案」なのでしょう

わが子に、
まだ見ぬ未来の子ども達に、
語り継ぐのは
「安保関連法案」ではないのです

わたしが、わが子に語り継ぐのは
戦争をしない国 
戦争をさせない国

わたしが、まだ見ぬ以来の子供達に
語り継ぐのは 
戦争をしない世界
戦争をさせない世界

だから、わたしは
「安保関連法案」に反対します

 

 

菱﨑 博

戦後70年にわたり「戦争」放棄を掲げた憲法を、何故日本国民は意義を唱えなかったのか。そして今「戦争法案」の採決に対し広範な国 民が、 何故急速に反対の意思を強めているのか。
それは戦後70年間、自らが守り育てたと自覚する「平和憲法」だからである。
今、ミクロの時間にかけた思いは、単純な一字一句ではない。夫・父母・兄弟・姉妹・親族が忌まわしい「戦争」の犠牲者としての歴史と、拭う事の出来ない悲痛の 思いが凝縮された一字一句である。安倍晋三の祖父岸信介が語られる以上に、我々の言葉は力強く歴史を生き続 け引き継がれて行くのである。愚かにも、安倍晋三は歴史の進歩が理解できていないのである。...
「戦争反対」「九条万歳」